2016.12.11
その他
免許証があれば大丈夫?!
こんにちは。富山の行政書士法人 SRS結 片山です。
最近、高齢者による自動車運転事故のニュースをよく聞くことがあります。
自動車運転中に建物への追突したり、アクセルとブレーキの踏み間違え、高速道路の逆走など…事故の原因は様々でしょうが、本人が認知症であったり、運転技術の過信であったりするそうです。
自分の老いを認めたくない気持ちや、まさか自分がという思い、長年運転しているがゆえに自信があることなども、事故多発の一因ではないでしょうか。
そんな中、自動車免許証のルールが変更するってご存知でしょうか。
来年3月に、75歳以上の運転者が特定の交通違反(一時不停止や信号無視、逆走など18項目)に違反すれば、臨時の「認知機能検査」が義務づけられるとのことです。
さらに75歳以上の運転者が、免許更新時か臨時の認知機能検査において、記憶力と判断力が低いと判定された場合には、医師の診断が義務になり、検査で認知症が発症していた場合、免許は取り消しか停止されるみたいです。
本人の権利も大切ですが、運転操作を一つ誤ることで、場合によっては罪の無い人を巻き込む可能性のある非常に危険な凶器になり得ますので、免許証の自主返納というのも増えていってもらいたいです。免許証があれば、誰でもどんな状態の人でも運転ができてしまうってちょっと怖いですよね。
そのためにも、各自治体の免許証自主返納支援サービスの拡充や、民間企業の移動販売サービスなど、返納した方がなるべく日常生活の移動に困らないようなフォローが求められます。
お気軽にお問い合わせください。