2016.11.20

遺言

「遺言書」って必要?!

こんにちは。富山の行政書士法人 SRS結 片山です。

 

今日は、「遺言書」についてお話しようと思います。

 

 

みなさん「遺言書」と聞くと、どうしても「後ろ向き」なイメージを持たれるのではないでしょうか。また、そういったイメージを持たなくても、「遺言書は死ぬ間際に書くものだから、今の私には関係がない」と思われる人も多いのではないでしょうか。

 

「遺言書」は「遺書」と言葉が似ているため、どうしても誤解されることが多いようです。

 

遺言書の必要性として、「争族」が急増していることが考えられます。近年の「個々の権利意識の高まり」によって、世代が若ければ若いほど、「家」よりも「自分」に重きを置いています。以前のように「家」を存続させるために「自分」を殺すという意識は、現代の核家族化において希薄になっています。そのため、自分の権利を主張し合って、「争族」になるケースが多く見られるんですね。

 

なお、相続争いの7割以上は、遺産が5,000万円以下のケースで起きているため、「我が家は財産がそんなにないから、遺言書なんて必要ない」と思われるのは、大きな間違いなんですね。

 

ご本人が亡くなった後も、引き続き周りのご家族が円満であり続けるためにも「遺言書」は是非、準備しておくべきだと思います!

 

次回は遺言書の種類や書き方についてもお話したいと思います。